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ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞に行ってきました

ライフハック この記事は約 7 分で読めます。

先日友人と、「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」に行ってきました。

浮世絵を見るのは初めてでは無いですが、切り口が面白い展示だったので、非常に興味深かったです。

ということで、「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」のうんちくや、感想などについて書き綴っていきます。

 

みどころは?

基本この辺りは、全て公式サイトを参考に書いていきますので、詳しくは公式サイトをご覧ください。

ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞
2016-04-09_160919

みどころとしては、大きく4つ挙げられます。

 

最低この先5年は見られない、レアな浮世絵たち

タイトルにある通り、ボストン美術館所蔵の浮世絵を貸し出してもらって開催されている今回の展示ですが、ボストン美術館の浮世絵版画は一度公開すると、その後5年間は作品をゆっくり寝かせることになっているそうで。

なので、レアなんですよね。

ちなみにルーブル美術館とかは色々なところに貸しまくっていて、行っても作品が全然無いというのは結構ザラらしいです。
事前に現在ある作品を調べてから行った方が良いみたいですよ。
余談でした。

それはさておき、そんな理由で結構レアなんですよね。
しかも、5年後も同じような展示があるかはわかりませんので。
重ねて言えば、これほど大規模な国芳、国貞展は史上初だそうです。

 

当時の流行りがリアルに掴める

浮世絵は、今で言うところのファッション誌や週刊誌、漫画などにあたったようです。
ですが、僕を始め一般の方にはなかなかイメージがつきにくいですよね。

いくら当時の流行とか時代の波の話をされても、
「昔の絵」
「これぞ江戸時代!」
みたいな感想を持ってしまいがちです。

それを少しでも回避?するために、今回の展示ではこれまた当時流行りだった歌舞伎をイメージし、いくつかの幕に分けて構成してるんですよ。
そしてそのタイトルは現代風のタイトルに漢字をあてた、もしくはその逆かもしれませんが、現代っ子にもイメージがつきやすいものになってます。

2016-04-09_163752
http://www.ntv.co.jp/kunikuni/works/

俺たちの国芳 わたしの国貞

あとはタイトルについても意味が込められてます。

国芳はどちらかと言えば男性に、国貞はどちらかと言えば女性に支持されたという絵柄のため、敢えて住み分けながら展示をしていました。
実際展示されている浮世絵の額縁も、国芳は黒、国貞は茶色と、イメージで分けられていたので。

ただ、どうして「俺」じゃなくて「俺たち」なのかはよくわからないですが。
「わたし」だから「俺」で合わせればいいのにと思うんですが、この辺りは某レストランとか絡んでいたりするんでしょうか。
勝手な想像です。

 

保管の良さが光る、色鮮やかさ

一度展示したら5年寝かせるというは伊達じゃなかったです。
重ね塗りをしていたり、本当に多彩な色使いの絵や、特殊な加工でキラキラしている浮世絵もあるんですが、褪せることなく、剥げることなく綺麗な状態がキープされてるんですよね。

特に国貞の絵は、「わたしの」に相応しい色使いのものが多くあり、見とれました。

 

どうしてボストン所属なのか?

ところで、日本の文化の浮世絵。そして、当時は大ブームだった国芳と国貞の絵が、「どうしてボストン所属?」って思いません?
僕は思いました。

 

これは19世紀に世界的なジャポニズム・ブームが起こったことが要因のようです。アメリカは世界に先駆けて印象派を評価した国なんですが、中でもボストンの方々は印象派作品の収集に熱心だったようで。そして印象派との親和性から、浮世絵をよく購入したということでした。

 

ボストン美術館の日本美術コレクションは、質・量とも、欧米随一を誇るそうです。《平治物語絵巻》や尾形光琳の《松島図屏風》、そして約5万点にも及ぶ浮世絵美術などがあり、その作品総数は10万点以上もあるんだとか。

それだけ日本の芸術が海外で評価されていることが嬉しくもあり、やはり日本で持っていて欲しいと思う気持ちもあり。
なんだか、複雑な気持ちになりますね。

 

僕が思う、国芳・国貞

年齢的なことで言えば国貞の方が10歳近く年上で、しかも兄弟子だったそうです。
しかも国芳の方が年下なのに、亡くなったのは国芳の方が先なんですよね。
その辺りも男らしいというか。

というかこの辺り、完全に絵から感じるイメージだけで言ってます。
もしかしたら国貞はすごく男らしくて、いかつい人だったのかもしれないので。

そして僕の感想としては、
・国芳はストーリーテラー
・国貞はリアリスト
っていうイメージでした。

イメージです、あくまでも。

 

国芳の世界観

国芳の世界観はホントにぶっとんでいて、想像力豊なんですよね。
そして、見ている方も想像力を掻き立てられます。
「俺たちの」は伊達じゃないですね。

そして、力強さや躍動感があります。
国貞も近い絵を描いてはいるんですが、躍動感、動きや力強さという意味では物足りない気がします。
まあ、何様だって感じですがw
あくまでも素人の批評、個人の意見と思ってもらえると幸いです。

 

国貞の世界観

でもだからといって、国貞が全てに劣っているわけではありません。
力強さや躍動感では負けますが、鮮やかさや繊細さでは国貞の方が上に感じました。

あとは解説にもあったんですが、役者の特徴をちゃんと捉えているんですよね。
似顔絵や、それこそモデルのような全身の絵が多いんですが、同じような化粧をしているのに、顔の形や目鼻立ちで区別ができるんですよ。

さらにはそこに細かい表情がついていたりして。
このあたりは国芳にはありませんでした。

全体的なインパクトや力強さはあっても、登場人物には変化があまりないようなイメージです。
まあ、それを補ってあまりあるインパクトではあるんですが。

 

 

全てを見終えて

全てを見終えた後にまず思ったことは、
「情報量が多い」
ということ。

これは、一緒に行った友人とも話していました。

サイズが大きい物もありますが、一枚の絵に本当に色々なものや人や風景などが描写されているんですよね。
似顔絵だけのものでも衣装が凝っていたり、背景に工夫が凝らされていたり。
僕はそこまで行きませんでしたが、友人は頭が痛くなるほどだったみたいです。

確かにしっかり見ると知恵熱なのかなんなのか、そういう気分になるであろうことは想像がつきます。

あの想像力と、それを形に残す集中力。
これが、何百年先にも語り継がれるような作品へと繋がっていくんでしょうね、きっと。
爪の垢を煎じて飲ませて頂きたいです。

 

 

まとめ

個人的には、想像力の豊かさが印象に残っています。
きっと今の時代の何かの漫画に使われているような世界観や構図、人物や怪物などもちょくちょく見られました。

日本の中でしかほぼ生きていないのに、テレビやラジオ、インターネットもないのに、その怪物や世界をどこで膨らませることができたのか、興味はつきないですね。
こんな時代にあるのなら、もっと想像力や妄想を広げられそうなので、その力を養う努力をしようと思いました。

あんな絵は書けないので、文章の方向で。

都内に住んでる方は、ぜひ行ってみることをオススメします。

PS

余談ですがおみやげコーナーにガチャガチャがあって、友人と合わせて3回回したら、3種類コンプリートしました。

2016-03-25 17.18.50

なんだか猫推しでした。

PS2

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