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クロカン野球はビジネスの構造そのもの!~価値の創造と交換~

マンガ考察 この記事は約 5 分で読めます。

「クロカン」という野球マンガを知っていますか?

 

 

某○ッチや巨人○星のように、魅力的なヒロインが「甲子園に連れてって」的なことを言ったり、魔球が飛び交うマンガではありませんが、ある意味「大人の野球マンガ」です。

どの辺りが「大人」なのか、そして、どうしてビジネス構造そのものなのかについて書いていきます。

クロカンはどんな漫画?

「クロカン」の作者は、「ドラゴン桜」や「エンゼルバンク」で有名な三田紀房さん。
漫画家というかビジネスの講師で良いんじゃないかと思うほど、経済や株などに関する書籍や漫画を書いています。

実際そういうセミナーとかも結構色々とやっているみたいですね。

 

「クロカン」は1996年から2002年までの間、なんと週刊漫画ゴラクに連載されてたことを調べて初めて知りました。

 

漫画ゴラクといえばミナミの帝王で有名なので、ある意味ではなく、本当に大人の野球マンガですね。

 

でも題材は高校野球で、甲子園やその予選などを舞台にして、物語は繰り広げられます。
一見すると、何だか大人向けの題材のようには思いませんよね。

 

漫画ゴラクに掲載するから大人向けになったのか。
漫画ゴラクに掲載するから大人向けにしたのか。

真相はわかりませんが、大人でも読み応えのある高校野球のマンガになっています。

 

主人公は「クロカン」こと黒木竜次。実家である豆腐屋で働きながら、高校野球の監督をやるというなんとも風変わりな人物です。

奇抜な練習方法や、あくまでも「自分で考えて行動しろ」というスタンス、徹底した強気の姿勢などで周囲とぶつかることもしばしば。

 

それでも若くしてある学校を甲子園に導いているという、監督としての確実な実績を持っていました。

そのため実績を買って幾つかの有名高校からのお誘いがありましたが、そんな中でクロカンが選んだのは野球部員が直接交渉に来た高校。

 

「自分で考えて行動」した部員に感じるものはあったでしょうが、それでもクロカンは容赦なく、他の高校が準備金として100万出してくれたことをその野球部員たちに話し、結果的に野球部員に150万の準備金を要求

しかもそれだけに飽き足らず、日々の練習でも空の一斗缶を用意し、教えたことに対する対価を金銭で支払うことを要求しました。

 

野球部員たちは皆困惑しながらもクロカンを信じ、そしてその指導の的確さに納得して、結果的に1年ちょっとで3個の一斗缶が満杯になることに。

 

クロカンはわかりやすく価値の交換をしている

ここだけ読むと、
「神聖な高校野球になんてことを!」
「野球人失格だ!」
「金の亡者め!」

みたいな感想になるかもしれません。

 

でもそもそもビジネスとか教育って、こういうものなんですよね。

どこに価値を見出すか、それをどう扱うかは当事者次第です。

当事者が納得して、そこに価値を見出しているのであれば全く問題の無い等価交換です。
たとえ対象が誰であろうとも。

 

クロカンは、たまたま価値交換の方法が金銭だったというだけ
お金は交換の手段の一つなんですよ。

それに納得出来ないのであれば、単純にお金を支払わなければ良いだけですからね。
でもこれをお金にしているというのは、クロカンなりの思いやりだと僕は思います。

 

多くの人にとって、一番わかりやすい価値基準は”お金”

こんなことを言うとまた批判がありそうですが、比較的多くの人にとってわかりやすい価値基準は、やはりお金なんですよね。

お金に縛られていない人はいるにしても、大半の人にとって価値があることはわかってるんじゃないでしょうか。

 

そしてそれは高校球児にとっても同じことで、それどころか自由に使えるお金が社会人より少ない分、お金の価値はより重いものだと思います。

部活に打ち込んでいるとバイトにあまり励むことはできないので、そうなると主な収入源は親からのお小遣いです。

それも高校生なら数千円~多くて1万円程度でしょうから、社会人になってのお金の価値とは感じ方が全く違うはず。

 

そんな高校球児にお金を払わせることで、どんな効果があるのか。

相当真剣になりますよね。

 

身銭を切ってるわけですから、教えられることをしっかり吸収しようとします。

そしてそのお金は一斗缶の中にしっかり残ってるわけですから、お金を払って技術を吸収しようとした自分自身の過去、そして、それを経て成長した自分を、感覚だけでなく視覚的にも明確に認識できるわけです。

 

準備金についても、それぐらい真剣に取り組めという、クロカンからのメッセージのようにも受け取れます。

 

行動のためには何らかの犠牲が必要

やはり僕もそうですが大抵の人間は、行動のためには何らかの犠牲が必要なんですよね。
そういう意味で金銭というのは、自分を奮い立たせるための、非常にわかりやすい指標なんじゃないでしょうか。

それで奮い立って、将来が安泰になれば安いもんです。
あとはそれを決断できるかどうかですね。

 

クロカンの結末はここでは書きませんので、興味がある方は漫画喫茶とかでぜひとも読んでみてください。
全27巻、大人買いしても良いですけどね^^

 

クロカン (1-27巻セット 全巻)

 

PS

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※タイトルには「クロカン」って入れてくださいね。

 

もちろんこの記事以外のことでもOKです。

 

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